ダイオーミウラ株式会社
製品・サービス
LINE WORKS OCR
お話を伺った方
ダイオーミウラ株式会社 企画・開発本部 WEB推進部WEB推進課
猪野 阿佐美様 菊地 真衣様 高木 誠様
村脇 仁哉様

【API連携事例】CLOVA OCRで紙とデジタル、 データを有効活用。老舗印刷会社ならではの 新しいレシートキャンペーンと新ステージへの躍進

大王グループの印刷関連5社が合併し、総合印刷会社として2022年始動。商業印刷をはじめ、帳票や伝票といったビジネスフォームの印刷関連、ラベルプリンター販売など、紙メディア、印刷にまつわる事業からパッケージ製造、物流加工まで幅広いソリューションを展開している。WEB領域への参入も早く、1997年頃から大手百貨店などのカタログ制作・WEBサイト制作を一気通貫で請け負っていた経歴もあり、現在も紙とデジタルを融合した販促支援を多数行っている。
 

本事例のポイント

-レシート情報を正確に読み取る精度が高く、かつ現実的なコストでAI-OCRを導入
-情報の入力、フォーマット設定の手間がなく、クライアントの負荷をさらに軽減
-読み取るだけで店名や商品名、購入日時などを項目別にデータ化し、自動判別が可能に
-購買行動データに必要な情報の抽出と、それにかかっていた人的コストを下げ、低コストで提供が可能に

 
 

ダイオーミウラ株式会社とは?

大王グループの印刷関連5社が合併し、総合印刷会社として2022年始動。商業印刷をはじめ、帳票や伝票といったビジネスフォームの印刷関連、ラベルプリンター販売など、紙メディア、印刷にまつわる事業からパッケージ製造、物流加工まで幅広いソリューションを展開している。WEB領域への参入も早く、1997年頃から大手百貨店などのカタログ制作・WEBサイト制作を一気通貫で請け負っていた経歴もあり、現在も紙とデジタルを融合した販促支援を多数行っている。
 
 

Webキャンペーンが主流でも欠かせない「紙の施策」。デジタルとアナログの良さを活かし、ユーザーのニーズを満たす新しいレシートキャンペーンの提供を

 

印刷会社が手がける WEBキャンペーン支援サービスパッケージについて教えてください。

高木さん :

ダイオーミウラの母体の一つである三浦印刷(1931年創業)は90年以上の歴史を持ち、「カラーの三浦」と呼ばれるほど品質の美しさにこだわってきた会社です。その技術力から、クライアントは化粧品メーカーや自動車メーカー、大手百貨店などが多く、例えば百貨店ではカタログ制作において美しい印刷で商品を見せる、という仕事を長くしてきました。
 

村脇さん :

実は1997年にはWeb事業も開始しています。紙からデジタルへの一気通貫をいち早く手がけており、百貨店の例でいうと、カタログ冊子用のデータを転用してWEBサイトやECサイトを制作するなども強みとしてきました。
 

高木さん :

とはいえ、デジタルが主流になると印刷のご依頼はだんだんと減ってきます。これからの時代に合わせて我々も新たなサービスを作っていこうと考え、6年前に始めたのが、キャンペーンに特化したサービス CAMPAIGN缶DXです。

なぜキャンペーン施策だったのでしょうか?

高木さん :

長く商業印刷を手掛ける中で、「販促」に関わる印刷物も多く請け負ってきました。例えば、店頭に置くPOPや立体の印刷物をはじめ、キャンペーン実施時の応募ハガキやシールの印刷なども含まれます。と同時に、印刷会社はBPO的な役割を担うことも多く、弊社の場合はクライアントが実施するキャンペーンの運営を一部お手伝いすることもあったんですね。
キャンペーンは、販促としての効果が高い一方、実施する企業様の業務は多岐にわたります。まずキャンペーンのシステムや景品、事務局を用意して、キャンペーン周知のための印刷物を準備しなければなりません。キャンペーン後は景品の発送もありますし、運用のところでは当然システムの保守もあります。さらにはカスタマーサポートも用意してとなると、かなり多様な業務があります。これまではその一部をお手伝いしましたが、Web制作の知見と印刷の知見、さらにキャンペーンの運用経験を持つ弊社であれば、Webキャンペーンを一気通貫で受けることができるのではと考えたのです。
 

 

村脇さん :

CAMPAIGN缶DXという名前には、「缶詰めのようにすでに調理済みで導入が簡単」という意味を込めています。今までWEBはデジタルに強い会社へ、紙は印刷会社などへと、別々の会社に外注していたことが、弊社にご依頼いただければワンストップでできます。さらに景品発送までできれば、個人情報の取り扱いの面でも安心していただけるのではと考えました。
 
紙とデジタルというと相反して見えるかもしれませんが、スマートフォンの普及によりWebキャンペーンが主流となりましたが、キャンペーン訴求のための店頭POPなどのリアルなメッセージを発信する紙媒体が必要になりますし、ハガキで応募するなどの紙を用いたキャンペーンがなくなることはありません。紙もデジタルも両立し、請け負えるところが弊社の強みだと思います。

その中で、CLOVA OCRはどのように活用されているのでしょうか?

高木さん :

CAMPAIGN缶DXは7つのキャンペーンプランがあるのですが、その中のレシートキャンペーンのオプション機能としてCLOVA OCRを活用しています。応募時のレシート画像から、「購入店舗」「購入日付」「品目」「金額」といった情報を、CLOVA OCRが即時検出・認識・データ化してくれるので、応募条件に合致するか判定することが可能になります。
 

<導入前・導入後の作業工程の変化>


 

精度が高く、学習レスで読み取りができるAI-OCRが出るのを待っていた。レシートの読み取りに特化し、期待を超える読み取り精度と現実的なコストが決め手に

 

OCR導入に関しては、以前から検討されていたのでしょうか?

高木さん :

レシートキャンペーンは販促効果が高い一方、応募レシートの目視チェックや手入力による作業ボリュームと作業負担、それにかかるコストが課題とされてきました。そのため、それらの作業負担を減らし効率化をして、コストダウンしたいというクライアントからのニーズも高く、AI-OCRの話題はよく出ていました。
 
キャンペーン業界でも大手であれば導入しているところもありましたが、思うように認識・データ化できない、読み取り判定の不具合が発生するなど、微妙なものが多いイメージでした。また、事前にレシートのフォーマットの登録が必要という話も聞いて、多種多様なレシート全てを網羅することはできないと躊躇していました。
 
しかし、AIが進化しOCRの実用化が進んでいることを知り、そろそろいいものが出てきたのかなと考えていたタイミングで、CLOVA OCRを知り、すぐに問い合わせました。

複数社のOCRを検討されたとお伺いしましたが、どのように比較検討されたんですか?

高木さん :

やはり一番重要視したのは、読み取り精度ですね。レシートキャンペーンは「何かを買ってその証明としてレシートを使い応募」するため、多種多様なレシートをデータ化できる読み取り精度の高さは絶対に譲れないところです。
 
比較検討のために他社のOCRも複数社提案を受けたのですが、納得できるレベルのものはほとんどありませんでした。また、読み取れない場合は、工夫をしてキャンペーン施策を成り立たせるという説明を受けたところもあるのですが、クライアントの大切なお客様に使っていただくサービスを提供する立場としては、採用できないと思うものもありました。
精度が高く、学習レスで読み取りができるAI-OCRが出るのを本当に待っていたんです。
 

村脇さん :

CLOVA OCRの担当者にお話を聞いた後、検証まで早かったですよね。レシートの読み取りに特化しているAI-OCRで、認識精度は世界的なコンテストで評価を受けている。さらに価格も現実的、ということが決め手となりました。「これならいける!」と思い、すぐに検証のステップに進みました。
 
あとは、LINEの技術と連携するという部分も我々のサービスの一つの売りになるとも考えており、LINEブランドに対する期待感・信頼感というのも大きかったですね。
 
 

多種多様なレシートも読み取れることを自分たちの手で検証し、「これだ!」と確信。レシートの項目が分類された状態でデータ化してくれることに感動

 

検証はどのように行いましたか?

高木さん :

技術検証で仮のアカウントをご用意いただいて、本当は1週間のところを、お願いをして2ヶ月間検証しました。結果的に、レシート300枚は検証しましたね。
 

村脇さん :

手に入るいろんなレシートで検証を進める中で、意地悪く、逆さまに撮影したものを読み取ったりしていたよね(笑)。本当にいろんなフォーマットのレシートが読み取れましたし、コーヒーをこぼしてしまったレシートでも読み取り精度が落ちることはありませんでした。自分達で体験したことで、これなら安心して導入できると手応えを感じました。
 

高木さん :

かつ、学習させなくていいところも驚きました。レシートに書いてある項目を、店舗名・品名・金額…とAIが認識して分類してくれる。この精度を見て「これだ!」と確信が持てたので、結局他社のAI-OCRの検証は不要なくらいでした。

その後の開発は、スムーズに進みましたか?

菊池さん :

そうですね。 LINEのAPI は仕様が把握できれば連携が比較的容易で、CSさえわかればすぐに使える感じだったので、とても有難かったです。
 
弊社は個人情報を扱うためセキュリティに特化した外部のプラットフォーム「SPIRAL®」を使っているのですが、それと弊社のサービスとの連携が必要で。私がAPI連携を担当するのが初めてだったのですが、APIに詳しい上司にも助けてもらいながら、うまく実装することができました。また、ユーザーにとってストレスのかかるレシートの読み込みスピードもクリアし、ストレスのないスピードが実現できたと思います。
 

高木さん :

Webサイトにデモページを設置しているのですが、判定に時間がかかるとのコメントは今のところ聞かないですね。
 

菊池さん :

検証から実装まで、3ヶ月ほどだったと思います。上司は連携後にCLOVA OCRがレシートの画像から項目別にデータが抽出される様子を見て、すごく感動していました。
 
 

CLOVA OCRで読み取った後のデータを有効活用し、クライアントニーズに応えられる幅が広がった。不要なコストカットもでき、不正利用の対策にも

導入後、予期せぬ反響はありましたか?

猪野さん :

判定に使えるデータだけではなく、購買行動に活用できるデータとしてもクライアントに提供できるようになったことは、弊社が提供できるサービスの価値をさらに上げてくれたと思います。
 
クライアントからはレシートから得られる購買データも欲しいというニーズも高く、そういったデータ提供のオプションは用意していました。しかし、CLOVA OCR導入以前はレシート情報を人力で入力してデータ化していたため、どうしても導入コストが高くなってしまい、なかなか選ばれませんでした。
 
導入後は、即時でレシート内の情報を、店名・電話番号・購入品目・金額と自動で項目分けした状態でデータ化し、すぐにデータを返すことができるので、クライアントにも提供しやすくなりました。
 
キャンペーン施策はPDCAを回していかないといけないので、キャンペーン実施後のデータを提供できるというところは、CLOVA OCRを導入することで新たに得た価値だと思います。
 

高木さん :

そのニーズまで応えられると、トータルでのキャンペーンコストは安くなっているんですよ。やっぱりお客様は販促においてはどんな購買行動が行われているか、なぜキャンペーンに参加してもらえたのか、または参加していなかったのか。いわゆるマーケティングデータのベースになるところなので、そこは欲しいですよね。後は、正確に読み取れるので不正利用への対策もしやすくなりました。

不正利用ですか?

猪野さん :

例えば、Aさんが応募したレシートをBさんに渡して、同じレシートで応募してしまうケースも予想できますよね。
 

高木さん :

それも、弊社のシステム側で時間と電話番号などの条件を設定しておけば、同一条件での応募は除外できるようになります。CLOVA OCRはレシートの情報を正確に読み取ることに優れており、そのデータをほぼリアルタイムで返してくれるので、弊社で作ったプログラムで即時的に判定ができるようになるんです。
 
 

CLOVA OCRの強みをもって、キャンペーン施策後のデータ活用をさらに活かしたい。クライアントニーズに応える、次なるパッケージを既に考案

 

導入された率直な感想を教えてください。

高木さん :

印刷会社が手掛けるキャンペーンパッケージサービスに、AI-OCRの活用という付加価値をつけることができました。リリースしたばかりなので具体的な成果はこれからですが、AI 活用、LINEのブランドによって、当社サービスが業界に対してアップデートできていること、最新の技術をお客様にご提案できることに期待を持っています。
 
CLOVA OCR導入によって、キャンペーン施策後のデータ活用についてのご要望を多く聞きますので、そのご要望に応えられる形で、アップデートしていけたらと思います。

CAMPAIGN缶DXの今後の展望について教えてください。

村脇さん :

7つのキャンペーンのうち、レシートキャンペーンは手軽に始められるキャンペーンとして人気があります。なので、これをもっと強化していきたいですね。
 

高木さん :

実はすでにCLOVA OCRの強みを生かした”8つめの最強キャンペーンパッケージ “ を構想中なんです。
我々もOCRを活用したサービスという意味では後発で、他社さんでも同じようにされている。当社だからこそできる、お客様のニーズに応える新しいサービスを提供していきたいと思っています。ご期待いただければと思います。
 
 
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※掲載している内容(製品名含む)、所属やお役職は取材を実施した2023年2月当時のものです。