今回は、LINE WORKS アンバサダーとしてLINE WORKSのサービスを広めていただいている直井優太さんに建設業の方向けAiStudio説明会へご登壇いただき、LINE WORKS AiStudio活用方法などについてお話をいただきました!この記事では、その際にお話をいただいた内容についてご紹介します。

私は普段、建設業向けのAI活用や業務支援を行っており、LINE WORKSアンバサダーとしても活動しています。
今回はアンバサダーとしてLINE WORKS AiStudioを試す機会をいただき、建設業に携わる皆さまに実際にLINE WORKS AiStudioの画面をご覧いただきながら、LINE WORKS AiStudioで具体的に何ができるのか、建設業の実務でどのように活用できるかについてお話いただき、参加者の皆さまから所感やご意見を伺いました。

目次
▪LINE WORKS AiStudioとは?
▪建設現場向けAIアシスタントを作ってみた
–施工計画書作成サポートAI
–工事写真サポートAI
–契約書チェックAI
▪トークルームの検索が楽に!WORKS Mate
▪イベント参加者の声
▪まとめ
LINE WORKS AiStudioとは?

そもそもLINE WORKS AiStudioとは、社内業務に合わせて、専用の「AIアシスタント」を作成できるサービスです。
たとえば、AiStudioに「社内規程に回答してくれるAIアシスタント」を作成しておけば、社員が「有給休暇は何日前までに申請すればいいですか?」と聞いたときに、「社内規程によると、原則◯営業日前までに申請が必要です」と社内ルールに沿って答えてくれる。そんなイメージです。
また、AiStudioは、社内独自の資料やLINE WORKSのトーク・掲示板の内容をもとに回答できる点が一般的な生成AIサービスと異なります。さらに、LINE WORKSアカウントで管理された環境で使えるため、管理者権限やサービス利用設定で利用範囲を制御しやすくなります。すでにLINE WORKSを利用している企業では、セキュリティ対策をしつつ、社内展開もスムーズな印象です。(公式案内はこちら)
特に建設業は、確認すべき情報が多い業種です。必要な情報を探す時間を減らせたり、確認の抜け漏れを防げたりすることが期待できそうです。
建設現場向けのAIアシスタントを作ってみた
AIアシスタントの作成は、細かい操作手順を設定するというより、「どの業務をサポートさせたいか」を考えながら、それに合う資料や情報を設定していく流れで進めます。
具体的には、以下の3STEPで作れます。
①アイデアを入力する:「施工計画書の作成をサポートしてほしい」など、AIに何をさせたいかを文章で入れる
②AIがひな形を作る:入力をもとに、AIが目的やプロンプト(回答指示文)、想定される質問など、AIアシスタントの土台を自動で作ってくれる
③参照データを設定する:過去の施工計画書、社内の作成ガイドラインなどをアップロードまたはLINE WORKSの掲示板の投稿を参照先で設定する

このような流れで、私も初めてでも10分程度で専用のAIアシスタントをつくることができました。(作成ガイドはこちら )
ちなみに、AiStudioではプロンプト(回答指示文)もAIが自動で作成してくれるので、基本的にはそのまま使えます。私の場合は、使っていく中で「新入社員でもわかる回答にしてほしい」「実務ですぐ使える回答にしてほしい」と感じる場面があったので、以下のように、文言の追加・修正を少ししてみました。細かく作り込まなくても、多少手を加えるだけで業務で使いやすいAIアシスタントに仕上がります。

実際にLINE WORKS AiStudioを使って、建設業で活用できそうなAIアシスタントをいくつか作ってみました。今回はその中から、特に実務で使えそうなものをいくつかご紹介します。

施工計画書作成サポートAI
私は施工管理・現場監督の仕事を10年ほど経験しています。その中でも、施工計画書の作成が一番大変だと感じていました。そこで今回は、施工計画書の作成をサポートするAIを作ってみました。「施工計画書の各章の具体的な記載例を教えてください」と聞いてみると、記載例のたたき台を出してくれました。出典情報は右側に表示されるので、何を引用しているかがすぐにわかる点もポイントです。(出典表示の詳細はこちら)

ちなみに今回は、こちらの参照データをアップロードしました。

施工計画書を作ったことがある方はわかると思いますが、基本的には過去の計画書をもとに編集したり、書き換えたりするような作業です。
そのような作業であれば、過去の計画書やガイドラインを読み込ませておけば、アシスタント上で検索・指示して、新しいものが瞬時に作れるのではないかと思いました。
少なくとも、たたき台として活用できるレベルのものはすぐに出してくれるので、本当に便利だと感じました。参考資料は管理者側で簡単に削除・アップロードでき、書類の年度更新もスムーズにできます。容量も充分で、PDFはもちろんWordやExcel、PowerPointなど幅広い形式に対応しています。
工事写真サポートAI
次に作ったのは、工事写真サポートAIです。
工事写真は撮り方のルールが決まっているので、それを確認するためのAIを作りました。特に新人の現場監督は、写真の撮り方を確認したい場面が多いです。「先輩が忙しいときでも、AIに聞いて教えてもらえたらいいな」と、そんな思いで作りました。
たとえば「コンクリート打設時の撮影ポイントは?」のような質問にも、撮影のタイミングや確認すべき項目をすぐに返してくれました。今回は、スマホで試してみましたが、スマホでも同様にサクサク使えるので、現場との相性も良いと感じました。さらに音声で入力をすれば手で打たなくても済むので、より現場での活用に期待できそうですよね。

契約書チェックAI
3つ目は契約書チェックAIです。
契約書は、現場に限らず営業や総務などさまざまな部署で扱う、非常に重要な書類です。ただ、人間が大量の文章を読み込むのは大変です。しかも、その中から企業として押さえておかなければいけないポイントを判断するのは、なかなか難しいものです。
そのようなときに、契約書のチェックガイドラインに則って、注意すべき箇所を洗い出してくれるAIがあったらいいなと思い、作ってみました。実際に契約書を入れてみると、一通り出してくれました。
最終的には人間の目で確認したほうが良いとは思いますが、生産性の面や見落としの可能性もあるため、チェックが行えるのはとても便利です。特に中小企業など、法務専任の担当者がいない会社では重宝しそうだなと感じました。

トークルームの検索が楽に!WORKS Mate
最後はWORKS Mateです。
WORKS Mateは、LINE WORKSのトーク内容からAIが回答してくれます。日々いろんなトークルームでやりとりしていると、どこでどのような会話をしたか忘れてしまうことがあります。
私の場合は建設現場で、検査の予定や色々な調整をトークでやり取りしているのですが、後から「あれ、どのトークルームで話したかな?」と探すことがありました。
そこで今回は、現場の検査予定について話した内容を、WORKS Mateで正確に拾えるかを試してみました。聞いてみると、見事に社内検査の日程を、自分のトークルームの会話の中から見つけて教えてくれました。これもかなり便利ですね。さらに右側に実際のトークルームの会話も出典情報として出ています。
自分が入っている複数のトークルームから回答を導き出してくれるので、LINE WORKSを活用している企業であれば、相当重宝するのではないかと思います。

イベント参加者の声
当日は多くの方にご覧いただき、さまざまな反応や感想をいただきました。ここでは、特に印象に残ったコメントをいくつかご紹介します。
「LINE WORKSのトークや掲示板の内容をAIで聞けるのは便利そう」
「LINE WORKS AiStudioからの回答の出典を確認できる点がよかった」
「お問い合わせや、社内教育や研修でも活用できそう」
まとめ
LINE WORKS AiStudioは、建設業の日常業務に合わせて様々なAIアシスタントを作れる点が大きな特徴です。
今回の内容からも、書類作成や教育・引き継ぎといった業務に負担が集中していることが分かりました。こうした領域に対して、AiStudioは有効に活用できる可能性があります。たとえば、資料に記載されたルールだけでなく、現場での過去のやり取り内容もあわせて活用することで、必要な情報を探す手間を削減できるほか、教育や引き継ぎの効率化も期待できます。
AIを特別なものとして構える必要はありません。日々の確認作業や資料探しを少し助けてくれる存在として使い始める。その積み重ねが、現場や事務所の業務改善につながっていくのではないかと思います。
LINE WORKS AiStudioには30日間の無料トライアルがあります。実際に触ってみるのが一番イメージしやすいと思いますので、気になる方はぜひお試しください。
「LINE WORKS AiStudio」の製品ページはこちら:https://line-works.com/aistudio/
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