こんにちは、マーケティングチームの青木です。
2月6日に、神奈川県庁、神奈川県消防学校(厚木市)、各消防本部にて「かながわ消防訓練」が行われました。
「かながわ消防」は、災害発生時に、県と県内消防本部が一丸となって県内の被災地を応援する仕組みです。「かながわ消防訓練」では、LINE WORKSを活用した情報伝達訓練も実施されるとのことで、実動訓練も合わせて行われる厚木市の神奈川県消防学校へ行ってまいりました!
神奈川県消防学校(厚木市)。ここに県内全ての消防本部が集まり、実動訓練が行われます。
LINE WORKSのトーク画面が大きなスクリーンに映し出されていました。今回の消防訓練では、県と各消防本部の情報共有にLINE WORKSが使われています。
実動訓練が始まりました。
今回実施された訓練内容は以下の通りです。
【情報受伝達訓練】
Kアラート(LINE WORKS)による県と各消防本部との情報受伝達
【実動訓練】
情報収集活動訓練:ドローンを活用した情報収集
浸水域救助訓練:風水害での浸水域からの救助
土砂災害救助訓練:土砂災害現場での災害救助犬と連携した捜索、救助
特殊災害救助訓練:特殊災害現場(NBC)からの救助
集団救急訓練:負傷者の緊急性判定(トリアージ)及び救急搬送
航空連携訓練:ヘリコプターによる救急搬送
こちらは土砂災害訓練の様子です。
現場の写真を撮影し、LINE WORKSのトークに投稿します。
担当の方は、LINE WORKSでのやりとりを確認しています。
土砂災害訓練でのLINE WORKSでのトークでは、現場の写真、テキストでの状況報告などが送信されていました。緊急時も、同じ情報をすぐに関係者全員が確認することができます。
各消防本部からの報告
被害の状況報告や、救助の応援要請もトークで完了
被害に遭った方の救助活動の後、LINE WORKSでの報告が行われ、土砂災害訓練が終了しました。
他にも様々な訓練が行われました。こちらは集団救急訓練。負傷者の方の緊急性判定(トリアージ)、及び救急搬送の訓練の様子です。
航空連携訓練では、ヘリコプターによる救急搬送が行われました。
2時間以上にわたる訓練が全て終了し、完了報告が行われ、神奈川県の黒岩祐治知事からの総評がありました。黒岩県知事は参加した神奈川県、そして神奈川県内の各消防本部について、「訓練を重ね、一体となった大きな組織は、広域的な災害に対して強い組織になってきている」と述べました。
訓練終了後、黒岩県知事にお話を伺いました。
「LINE WORKSを使うことで、災害対策本部や、各消防本部とのやりとりがしやすくなり、既読がわかり、誰が見たのかということもわかる。電話やFAXの時代には、全員に一度に情報を伝えることが難しかったが、LINE WORKSのようなサービスはとても画期的だと思っている」と振り返り、
今後について「LINE WORKSでは動画も送ることができ、情報共有がどんどんスムーズになる。テクノロジーを活用してより良い状況を作っていきたい」と述べられました。
災害時などの緊急時において、リアルタイムなコミュニケーション、同時に同じ情報を複数で確認でき、反応できることはとても重要です。このLINE WORKSを活用した「かながわ消防」の取り組みは、県内消防本部のご協力を得ながら、神奈川県、トランスコスモス、ワークスモバイルジャパンで構築しています。LINE WORKSが、今後も多くの災害救助にて活用され、お役に立てたらと思っています!
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- ※ 本掲載記事の内容は投稿当時の情報となり、2022年4月1日に改定された新料金プランとは一部異なる内容を含む場合があります。