栃木県栃木市にて昭和29年より製麺業を営む有限会社中沢製麺様(以下「中沢製麺」)。同社の代表取締役中澤健太さんにLINE WORKSの活用事例を伺いました。中沢製麺では、社員とのコミュニケーションならびにコラボレーションツールとして、LINE WORKSのベーシックプランを導入しています。
LINEによる連絡は仕事でなく”日常会話”、社員の当事者意識が課題
中沢製麺では、経理、総務、営業・配送ならびに駅構内の店舗運営のうち、ほとんどの業務を親族で担っています。また、大半の社員は配送などでほとんど外出している上、出社時間がバラバラで、中澤氏が対面で社員とコミュニケーションすることは限られている状況。そんな中、社員とのコミュニケーションとして活用していたのがLINEです。しかし、そこには同族経営ならではの問題がありました。中澤氏がLINEを使って発言した内容は、それが業務に関係する内容であっても、家族または親族である社員にとっては ”日常会話” との区別がつきにくく、なかなか当事者意識を持って読んでもらえませんでした。
LINE WORKSの導入で、LINE WORKS=仕事という意識が社員の中に
全ての業務が社長である中澤氏一人に集中してしまう中沢製麺において、業務を分担し、社員一人ひとりが当事者意識を持つことが重要と考え、LINE WORKSを導入しました。導入後は、業務に関係する連絡は全てLINE WORKSで行っています。これにより、LINE=プライベート、LINE WORKS=仕事と使い分けることができるようになりました。LINEでは”日常会話”と受け取られていた連絡も、今ではLINE WORKSを使うことで仕事として認識され、社員が当事者意識を持つようになったといいます。
馴染みやすさとスマホで使えることがLINE WORKS導入の決め手
もともと社員とのコミュニケーションの手段としてLINEを使っていた中沢製麺では、社員に馴染み深いユーザーインターフェイスが製品を選定する上で重要な要素と考えていました。その点、LINE WORKSはLINEのユーザーインターフェイスを踏襲しているため、比較検討した製品の中で最も社員にとって馴染みが深いと感じたといいます。また、中沢製麺ではPCを使う社員は数名で、ほとんどの社員がスマホを使っています。このため、スマホだけで全ての機能が使えることも、製品選定における重要な基準でした。他社製品はPCでの利用を前提としたものが多い中、LINE WORKSは全ての機能が1つのアプリに含まれているため、これなら社員全員が使える、と考えたそうです。この馴染み深さとスマホで使えるという点が LINE WORKS 導入の大きな決め手でした。
LINE WORKSのメールとDrive機能を使い、仕事の分担と効率化を実現
LINE WORKSの導入により、社員の意識改革、そして仕事の分担と効率化を実現した中沢製麺では、今後も業務におけるLINE WORKSの使い方を模索し、もっと活用していきたいとのことでした。また、営業社員がさらに増える今後は、コミュニケーションツールとしてのLINE WORKSの重要性がさらに高まると、中澤氏はおっしゃっていました。
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