目次
Teamsで文字起こしを行う2つの方法

Teamsで会議の内容を文字起こしする方法には、大きく2つのアプローチがあります。
ひとつはTeamsに標準搭載されたライブ文字起こし機能を利用する方法、もうひとつは外部のAI議事録作成ツールとTeamsを連携させる方法です。
それぞれの方法の特徴とメリットを見ていきましょう。
【方法1】Teams標準機能のライブ文字起こしを使用する
Teamsには会議中にライブ文字起こしをリアルタイム表示する標準機能があります。
発言内容が即座にテキスト化され、各発言ごとに参加者名とタイムスタンプも表示されるため、会議進行中にその場で議論内容を把握できるのがメリットです。
使い方も簡単で、会議中のメニューから「録画と文字起こし」→「文字起こしを開始」を選ぶだけでライブ文字起こしを開始できます。
特別なソフトのインストールも不要で、Teamsさえあればすぐに使える手軽さが魅力です。
【方法2】外部のAI議事録作成ツールと連携する
Teamsの標準機能だけでは物足りない場合、外部のAI議事録作成ツールを活用して会議内容を文字起こしする方法もあります。
自動で録音・文字起こししたり、会議後に録画データをそのツールにアップロードして議事録を生成するといった手法です。
こうした外部ツールを使えば、日本語認識の精度向上や自動での要約・タスク抽出など、Teams標準機能にはない高度な機能で議事録作成を効率化できます。
手間をかけずに、より正確で実用的な議事録を作成できるようになるでしょう。
Teams標準機能文字起こしの課題
便利なTeamsのライブ文字起こし機能ですが、実際に使ってみるといくつかの課題が指摘されています。
特に、日本語での認識精度や話者分離の正確さ、さらに議事録作成の自動化という観点で不十分な点があります。
ここでは、Teams標準の文字起こし機能における主な問題点を見ていきましょう。
日本語の認識精度が実用レベルに達しないことがある
現状、Teamsの文字起こし機能は日本語音声の認識精度が十分実用レベルに達しない場合があります。
専門用語や話し言葉がうまく認識されず、誤変換が多発してしまうため、文字起こしされたテキストだけでは議事録として活用できない場合もあります。
英語に比べ日本語の音声認識は難易度が高い傾向があり、特に早口の発言や方言交じりの会話では精度が低下しがちです。
日本語の会議ではTeams標準機能だけでは実用性に課題が残ることがある点に注意が必要です。
話者分離が不正確で誰の発言かわかりにくい
Teamsのライブ文字起こしでは発言者名が自動表示されるものの、複数人が同時に話すような状況では話者識別の精度が著しく低下し、誰がどの発言をしたのか判別しにくくなる問題があります。
実際、3名以上が一斉に話すような大規模会議では発言者の特定が困難になり、後から文字起こしを見返しても「この発言は誰だっけ?」となりかねません。
話者分離が不正確だと議事録としての価値も下がってしまい、会議内容の把握や責任の所在を明確にする妨げとなってしまいます。
要約やタスク抽出は結局手作業になり工数が削減できない
Teamsの文字起こし機能は発言内容をテキスト化するだけで、要約やアクションアイテム(タスク)抽出といった議事録の整理までは対応していません。
そのため、結局会議後に参加者が長文の全文テキストを読み込み、重要ポイントをまとめたり担当タスクを洗い出す手間が発生します。
文字起こし自体は自動化されても肝心の議事録要約作成は手作業に頼らざるを得ず、期待したほどの工数削減にはつながらないのが実情です。
会議後の要点整理やToDo抽出に時間がかかる点は、Teams標準機能の限界と言えるでしょう。
Teamsと連携できるAI議事録作成ツールの選び方ポイント

以上の課題を踏まえて、Teamsと連携可能なAI議事録作成ツールの導入を検討する企業も多いでしょう。
ここでは、そのようなツールを選ぶ際にチェックすべきポイントを整理します。
連携方法の容易さから音声認識精度、要約機能、セキュリティ、料金プランまで、貴社のニーズに合った最適なサービスを見極めるための基準を確認しましょう。
Teams会議に手間なく連携できるか
まず、Teamsとの連携の手間が少ないかを確認しましょう。会議ごとに複雑な操作が必要なツールでは現場に定着しません。
例えば、ツール側のBot参加によって自動録音・文字起こしができる方式や、会議録画ファイルをアップロードする方式など、既存の運用に負担をかけない連携方法があるかが重要です。
ユーザーが迷わずワンクリックで利用開始できるような仕組みであれば、日々の会議でストレスなく活用できるでしょう。
実用レベルの日本語認識精度と話者分離を実現しているか
日本語の音声認識精度が低いツールでは導入する意味がありません。
事前に各社の精度評価やデモを確認し、社内の専門用語や固有名詞にも対応できる高精度な認識能力を持つかチェックしましょう。
また、話者分離機能の有無とその精度も重要です。発言者ごとにテキストを区別できれば、誰の発言かが一目瞭然となり議事録の信頼性が向上します。
ツール選定時は、「◯◯社のサービスはAIが話者分離してくれるので後で読み返しやすい」といった実例にも注目し、実用レベルの精度を実現しているか見極めましょう。
AI要約やタスク抽出など、議事録作成を自動化する機能があるか
文字起こししたテキストから議事録を仕上げるには要約や整理も重要です。
AIによる要約やタスク抽出など、議事録作成工程を自動化する機能が備わっているか確認しましょう。
例えば会議の内容を、ボタンクリックひとつで箇条書きにまとめてくれたり、発言からToDoリストを抽出してくれる機能があれば、人手による整理作業の大幅な削減が期待できます。
「発言を自動要約してくれる」「重要な質問と回答をピックアップしてくれる」など、ツール独自のスマートな機能があるかどうかも選定時のポイントです。
法人利用でも安心のセキュリティ体制が整っているか
社内会議の内容には機密情報が含まれるため、ツールのセキュリティ対策も重視すべきポイントです。
通信の暗号化やデータ保存時の保護はもちろん、プライバシー保護の観点で「音声データや文字起こし結果をAIの学習に利用しない」といった方針が明示されているか確認しましょう。
さらに、シングルサインオン対応・アクセス権限管理など企業向けの管理機能もチェックポイントです。
場合によってはインターネットに接続せず使えるオンプレミス型の有無も含め、自社のセキュリティポリシーに適合したツールかどうかを見極めましょう。
費用対効果が見合う料金プランか
最後に、料金プランが自社の利用規模に対して費用対効果に優れているかを確認します。
ツールごとに料金体系はさまざまで、ユーザー数や月間利用時間に応じたプランが用意されています。
自社の会議頻度・時間に対して十分な文字起こし時間や要約機能が含まれるか、超過時の課金は適切かを比較しましょう。
各ツールの価格と機能バランスを見極め、費用対効果の高い選択をすることが大切です。
Teams連携におすすめのAI議事録作成ツール3選
以上を踏まえて、Teamsと連携して使えるおすすめのAI議事録作成ツールを3つご紹介します。
それぞれ日本語の高精度文字起こしに対応しており、独自の強みを持つサービスです。自社のニーズに合わせて比較検討する際の参考にしてみてください。
| ツール名 | Teams連携方法 | 日本語認識精度・話者分離 | AI要約・タスク抽出機能 | 料金プラン例 | 無料トライアルの有無 |
| AiNote | Bot自動参加 or 録画ファイル取込(Zoom/Teams/Webex等に対応) | ◎ 高精度(世界トップクラスの話者分離・業界特化型モデルあり) | ◎(AI要約で要点抽出、タスク管理機能あり) | 法人向けチームプラン
19,800円/月(100時間まで) |
◎30日間の無償トライアルあり |
| YOMEL | PC上でワンクリック録音開始(Bot招待不要) | ◯ 高精度(独自AIで発言の9~10割自動記録・話者識別対応) | ◎(自動要約で箇条書き出力、Q&A抽出機能あり) | スターター 28,000円/月(30時間まで) | ◯2週間の無料トライアルあり |
| AmiVoice VoXT One | スマホアプリで録音参加 or 録音ファイル取込 | ◯高精度(話者ごとに発言を自動で区別・表示) | ◯(3種類の要約方式を選択できる) | 要問い合わせ(利用規模に応じて見積もり) | ◯要問い合わせ |
AiNote

AiNoteはLINE WORKSが提供する法人向けAI議事録作成ツールです。
高精度の音声認識と世界トップクラスの話者分離技術により、日本語の会議でも発言者ごとに極めて正確な文字起こしが可能です。
Zoom・Microsoft Teams・Webex・Google Meet・LINE WORKSと幅広いWeb会議に対応しており、Botの自動参加や録画ファイル取り込みでシームレスに録音・文字起こしを行えます。
文字起こし後はAIによる要約機能で会議の重要ポイントを素早く抽出でき、議事録作成の手間を大幅に削減できます。
また月額19,800円~(チームプランの場合)という圧倒的なコストパフォーマンスも魅力で、他社サービスと比べて非常に導入しやすい価格設定です。
セキュリティ面でもISO 27001やSOC2など国際基準レベルの認証を取得予定(LINE WORKSサービスとして既に取得済み)で、機密情報を扱う企業でも安心して利用できます。
AiNoteは、精度・使いやすさ・コストパフォーマンスのバランスに優れた有力な選択肢と言えるでしょう。
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YOMEL

YOMELは、会議終了後ワンクリックで9〜10割の議事録が自動生成される手軽さが特長です。
独自開発の音声認識AIにより高精度に発言をテキスト化し、話者の識別も行ってくれるため、後から議事録を見返す際も誰の発言か明確に分かります。
さらに、AIによる自動要約で会議内容を箇条書きの要点に整理し、質疑応答部分もQ&A抽出機能でピックアップしてくれるなど、多彩な機能を備えています。
ZoomやTeamsをはじめあらゆる会議形式に対応しており、Bot招待やURL共有は不要で、会議中にPC上でYOMELの録音を開始するだけという簡単な操作で利用できます。
このため普段使っているWeb会議ツールの運用を変える必要がなく、現場への導入ハードルが低い点もメリットです。
料金プランは利用時間に応じた階層式で、中小企業向けのスタータープランは月額28,000円で月30時間まで利用可能など、自社の規模に合わせた選択ができます。
AmiVoice VoXT One

専門用語に強い音声認識エンジンをお探しであれば、AmiVoice VoXT Oneがおすすめです。
医療、金融、自治体などの分野に特化した専門辞書を備えているため、難解な語彙も的確にテキスト化することが可能です。
自動要約や話者分離といった便利な編集機能が充実していることに加え、出力形式もWordやPDFなど幅広く対応しています。
クラウド上で共同作業ができる「Pro VoXT」はもちろん、完全オフラインで運用できるオンプレミス版の「ScribeAssist」も選べるようになっています。
そのため、セキュリティを最優先する企業でも、万全の体制で導入を進められます。
Teamsの文字起こしは外部のAI議事録作成ツール連携でさらに便利に
Microsoft Teamsに標準搭載されている文字起こし機能は手軽ですが、特に日本語での利用においては、精度や機能に限界があるのが実情です。
そこで、外部のAI議事録作成ツールを組み合わせることで、こうした課題を克服し、Teamsでの会議をさらにスムーズに運用できるようになります。
高精度な文字起こしと話者分離によって正確な議事録が得られ、AIによる要約やタスク抽出で議事録作成にかかる時間も大幅に短縮できます。
TeamsとAI議事録ツールの連携により、会議後すぐに要点がまとまった議事録とアクション項目を共有できるため、社内の情報共有スピードと生産性が向上するでしょう。
ぜひ自社のTeams環境にもこうしたツール導入を検討してみてください。日々の会議がよりスムーズで効率的になるはずです。
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