LINE WORKS と外部サービスとの連携に、あらたな仲間が加わりました!それが「Incoming Webhook アプリ」です。
この Incoming Webhook アプリ でどのようなことができるのか、どのように利用できるのか紹介します。
■ Incoming Webhook アプリとは?
「Incoming Webhook アプリ」は、他のWebサービスや自社システムからの情報を、LINE WORKSのトークルームに簡単に送信できるようになるチャットボットアプリです。
これを使うと、特別なプログラミング知識が不要で、数ステップの設定によって様々な外部情報をLINE WORKS上で受け取れるようになります。トークルームへ自動で通知を送ることができ、重要な情報の見逃しを防ぎます。
<利用シーン例>
• システム監視ツールからの通知
サーバーやネットワークに問題が発生した際に、監視ツールからLINE WORKSにアラートを送信。
• プロジェクト管理ツールからの通知
タスクが更新されたり、プロジェクトの進捗が変更されたときに、その情報をLINE WORKSに通知。
• Eコマースプラットフォームからの通知
注文が入った際に、注文情報をLINE WORKSに送信し、担当者がすぐに確認できるようにする。
以前より、チャットボット機能は提供されていましたが、自分でチャットボットを作成することに一定のハードルがありました。また、外部のシステムから LINE WORKS に通知を送りたいというケースが多いことから、より手軽に通知連携を構築できるよう、本アプリを提供することとなりました。
Webサービス同士を繋げる IFTTT, Zapier, Make などの連携支援ツールとも組み合わせがしやすくなり、よりローコードに、ノーコードに連携を構築できるようになります。
▼ 本アプリは、アプリディレクトリの無料アプリとして提供されます。
■ トークルームで受信する仕組み
Webhook は Web サービス間で情報を自動的に共有する仕組みとして広く利用されています。例えば、メール受信や情報の追加、ファイルのアップロードなどのイベントが発生した際に、自動的に別のアクションを起こすことができます。
本アプリでは、別のサービスで発生したイベントを受け取る機能 (Incoming Webhook) を提供しており、LINE WORKS への情報受け取りに対応しています。
受け取り方としては、以下の図のように、あらかじめ発行した Webhook URL へリクエストを送ることで情報を受け取り、該当のトークルームへトークが送られます。
■ 使い方
どのように利用するか簡単にご紹介します。
▼ 詳しい設定方法については以下のガイドをご覧ください。
https://developers.worksmobile.com/jp/docs/webhook
1. まず、本アプリを追加する必要があります。
管理者画面を開き、「管理者画面 > アプリ」から「Incoming Webhook」アプリを選択し、追加します。
2. 追加後、情報を通知させたいトークルームに「Incoming Webhook」Bot を招待します。
3. 連携に必要となる Webhook URL を Webhook リスト画面より追加します。
追加する際には、該当のトークルームを紐づけるために「チャンネルID」を指定する必要があります。
チャンネルID は、トークルームのメニューにある「チャンネルID」から取得できます。
追加した Webhook URL に HTTP リクエストを送ることで、該当のトークルームへ通知がされます。
4. 追加した Webhook URL を用いて、外部サービスとの連携設定を行なってください。
連携支援ツール (IFTTT, Zapier, Make など) を使えば、ノーコードに通知設定ができます。
連携設定が完了すると、本アプリを通して該当のトークルームへトークが送られるようになります。
<注意事項>
• 発行できるWebhook URLは 5 つまでです。複数人トークルームへの情報共有にご利用ください。
• リクエスト数に制限があります。詳しくは ドキュメント をご覧ください。
Incoming Webhook アプリという新しい連携機能を活用して、より手軽になった通知連携を体験してください。