本記事は2020年6月3日に「PR TIMES STORY」にて掲載した内容を転載したものです。
仕事で使うのに便利な機能を盛り込んだ、もうひとつのLINEと呼ばれる「LINE WORKS」。そのサービスを提供する私たちワークスモバイルジャパン株式会社は、2020年6月3日で創立5周年を迎えました。支えてくださった関係者への5年間の感謝と共に、「LINE WORKS」に成長をもたらした三本の矢についてお話しいたします。
<三本の矢>
1. 最初からパートナー販売でサービス開始
2. LINEの冠を手に、名称を「LINE WORKS」に変更
3. 無料で使えるLINE WORKSを提供開始
1本目の矢:最初からパートナー販売でサービス開始
私たちワークスモバイルジャパンが提供する「LINE WORKS」は、LINEの使いやすさと便利さをそのままに、企業でもご利用いただけるようなグループウェア機能を備えたビジネスチャット、コミュニケーションツールです。
2015年当時、まだ数名しか社員がいなかった頃の話です。ワークスモバイルジャパンは、志は高く、日本のコミュニケーションツール市場で圧倒的なナンバーワンになることを目指して設立し、事業を始めました。
コミュニケーションツール市場は非常に激戦地であり、設立まもない企業が簡単に参入できるような場所ではありません。日本市場に根差した老舗企業やグローバル企業がひしめく市場です。そんな市場に新規参入するにあたり、私たちが取った戦略のひとつが、パートナーモデルでした。
日本企業のお客様は、知らない人(企業)から、新しい製品を買ったりしません。ですが、信頼できる取引先からの紹介・提案であれば、新しい製品でもきちんと検討する。そういう方が多いと思います。ですから、私たちのビジョンに共感してくださる企業様とのパートナーシップが欠かせないと考えました。
サービス立ち上げ間もない頃からパートナーモデルを選択するという判断は少し珍しいものだったと思います。当時の私たちのサービス名「Works Mobile」は知名度は圧倒的に低く、取り扱っていただけるまで私たちは何度も説明に伺い、打ち合わせを重ねました。「うまくいかなかったら、どうせすぐ撤退しちゃうんでしょ?」そんな反応もありました。
私たちは、日本市場に本気で取り組んでいきます。今はまだ至らない点もありますが、日本のお客様やパートナー様の声を真摯に受け止め、しっかりサービスに取り入れていきます。誠心誠意そういったことをお伝えしていきました。その中で「一緒にやりましょう」と言ってくださったパートナー様とは、今日も共に歩んでいます。
パートナー様を通じてお伺いするお客様の声を製品改善につなげ、またパートナープログラムも改善しながら、パートナー様と緊密に連携して拡販をすすめていくことができたおかげで「LINE WORKS」ビジネスは、すくすくと成長していくことができたのです。
パートナー企業の「LINE WORKS」提案・提供能力を認定する「ワークスモバイルジャパン・パートナー認定プログラム」を開始
2本目の矢:LINEの冠を手に名称を「LINE WORKS」に変更
2016年1月20日に世界に先駆けて日本でリリースされたサービス「Works Mobile」は、その後お客様の声を反映した機能強化やアップデートを経て、2017年2月2日に「LINE WORKS」へと名称変更しています。
日本で8,600万人(2020年5月現在)が利用しており、誰にとってもなじみのあるコミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさや便利さを想起させると同時に、「LINE WORKS」という名称への変更には、とても大事なもうひとつの意味が込められていました。
「LINE WORKS」は、LINEとは異なるアプリケーションでありながら、LINEユーザーとのメッセージ連携機能を備え、LINEとつながる(トークができる)唯一のコミュニケーションツールとなりました。これにより、お客様とのやり取りにプライベートのアカウントを利用しなければならなかった煩わしさや不安を解消し、仕事でのコミュニケーションや働き方の新しいカタチの実現に一歩近づきました。
パートナー様との協力体制による販売活動に加えて、屋外広告やテレビCMなどのマーケティング活動により、2017年にはサービス開始からわずか2年にして「日本の有料ビジネスチャット市場シェア1位」※1 と認めていただけるまでに成長することができました。
※1:2017年度実績。出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018年版」
新しい働きかたを実現しようと、早くから「LINE WORKS」の価値を見い出し、導入してくださったお客様のおかげで、口コミでの拡がりも増えていきました。
特に、オフィスワーカー向けのPCを前提にしたツールが馴染まなかった業種や職種の方々から、ウチにはこういうツールが必要だった、現場で働くスタッフが喜んでいる、LINE WORKSを入れたことで働きかたが変わった、こんな言葉をお聞きする機会が増え、社内は大いに奮い立ちました。
3本目の矢:無料で使えるLINE WORKSを提供開始
2018年11月26日、「LINE WORKS」にあらたに「フリープラン」をご提供することが決まりました。
サービス開始以来、有料版のみをご提供し、パートナー様との二人三脚で順調にビジネスを広げてきた「LINE WORKS」に、無料で使えるプランを追加することは、決して一足飛びに進められるものではありませんでした。しかし、会社設立時から掲げていた志し「日本で働く多くの方にITツールの便利さを実感していただき、働きかたを変えていく」の実現のためには、無料でどんどん使っていただけるプランの提供は欠かせなかったのです。
2016年に発表されたアンケート調査によると、日本の中小企業381万社の60%以上がグループウェアやコミュニケーションツールを導入しておらず※2、新しいツールの導入ハードルがいまだ高いと捉えられているという課題がありました。
※2:出典:全国中小企業取引振興協会「中小企業・小規模事業者の経営課題に関するアンケート調査」(2016年1月)
そこで私たちは、2018年9月に期間限定で「LINE WORKS」を個人単位でも無料で利用できるモニターキャンペーンを実施しました。すると普段の約6倍のお申し込みをいただいたのです。お申し込みは主に小規模な企業やチームに属する方々が中心で、「仕事で使うために適したツールを探していた」という方が多くいらっしゃいました。このような結果に背中を押される形で、私たちは「フリープラン」の提供を決断したのです。
フリープランの発表は大きな反響を呼び、発表からの3ヶ月間で、27,000社の企業の方々に活用していただける結果となりました。フリープランの提供によって、より多くの方に「LINE WORKS」を知っていただき、ご利用いただくユーザーのみなさまの業種や規模なども、これまで以上に多種多様になっていきました。
「LINE WORKS」無料版、開始から約3ヶ月で導入社数27,000社を突破 有料版の約7倍のスピードで成長 有料版は2つの外部機関調査で2018年実施の有料版ビジネスチャット国内シェアNO1を獲得
私たちがミッションとして掲げている、「仕事、楽しい」を広げる 47都道府県で はたらくすべての人にを実現すべく、その後も製品アップデートが続いています。そして、2020年1月に開催したカンファレンス「2020 LINE WORKS DAY」にて、「LINE WORKS」導入企業がグローバルでついに10万社を突破したことを発表することができました。
この発表の中では、「LINE WORKS」が大企業だけでなく中小企業にも多く利用いただいていること、業種も多岐にわたることをお伝えしました。同時に、私たちが掲げたビジョンが、たくさんの働く人たちに浸透し始めていることを実感できたのです。
6年目の私たちは、すべての働く人たちを前進させたい
政府による「働き方改革」の推進、そして、新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、在宅勤務およびテレワークの需要が高まり、ワークスモバイルジャパンでは「LINE WORKS」を活用したテレワーク導入相談窓口を、期間限定でご用意しています。毎日たくさんの相談が寄せられ、これまでITを活用しにくかった業種の方々にも、使っていただく機会が増えました。
新型コロナウイルス対策として、「LINE WORKS」無料版を 活用するためのテレワーク導入相談窓口を6カ月限定でオープン
47都道府県すべての医療機関を対象に「LINE WORKS」を無償提供 新型コロナウイルスに対応する医療現場の情報共有を支援 〜医師の緊急集合を要請する「ACES」を実装して医療機関向け仕様に〜
日本で働くすべての方がコロナ禍を乗り越え、社内の同僚はもちろん、お客さまや取引先も含めた仕事仲間が、ひとつのチームとして距離感を縮めてスムーズに働くことができる。そんな新しい働き方を実現する環境を「LINE WORKS」がこれからも提供していきます。みなさんにとってお役に立つ4本目の矢、5本目の矢を仕込みながら、6年目のワークスモバイルジャパンにご注目ください!
- ※ 本掲載記事の内容は投稿当時の情報となり、2022年4月1日に改定された新料金プランとは一部異なる内容を含む場合があります。