本記事は、観光経済新聞にて掲載された記事の一部を引用転載したものです
本事例のポイント
- 情報伝達にかかる時間が半減され、生産性アップ
- サービス向上にむけて労力・コスト(紙)を削減
- 情報発信、議論に加え教育訓練に活用
山形県天童温泉・ほほえみの宿滝の湯は、3年前に全社員が持つフィーチャーフォン(ガラケー)からスマートフォン(スマホ)に変えた際にLINE WORKSが従業員との連絡がスムーズにできるツールと知り、即時に導入した。現在は主に①情報発信・共有②企画の議論③スキルアップ研修ーで使用している。
導入後の効果について同館の山口敦史社長は、情報伝達の早さを強調。「グループ内の約100人の従業員に紙や口頭で伝達すると1、2週間かかっていたが、今は一斉配信後の2、3日後には全員に伝わる。情報伝達までの時間が半減以下に短縮され、生産性が上がった。また、業務連絡の伝え漏れや言った言わないがなくなった。これも大きい」と話す。
同館営業推進部の鈴木誠人主任は「ノート機能を活用した会議議事録、部屋の清掃やセット、チェックアウトの情報がスマホで即時に共有され、業務のスピードが上がった」と効果を実感。
今後はカレンダー、アンケート機能を使い、顧客満足度向上につなげるという。
今後の生産性向上策について山口社長は「IT化を進め、全てペーパーレスにする。削減した時間、人材を接客(サービス)にあてがい、満足度、宿泊単価向上へとつなげる」と方針を示す。
※掲載している内容、所属やお役職は取材を実施した当時のものです。
※本記事は2021年2月13日にて掲載された観光経済新聞作の記事を一部引用掲載したものです。