ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:福山 耕介、以下「ワークスモバイルジャパン」)は、「LINE WORKS」とのAPI連携による機能開発を行うディベロッパー向けに「LINE WORKS API 2.0 (beta) 」を提供開始したことをお知らせいたします。
■背景
「LINE WORKS API 2.0(beta) 」では、一部存在していた独自仕様を排除し、単純明快で予測可能なAPIになるよう設計の見直を行いました。
■「LINE WORKS API 2.0 (beta) 」の特徴
「LINE WORKS API 2.0 (beta) 」では、利用ユーザーが目的をスムーズに達成できるようにAPIを再設計しました。リソースやパラメータ、レスポンス、プロパティなどの意味や名前、種類、フォーマット、構造などに一貫性を持たせ、画面のUIも直感的に操作できるよう単純明快で予測可能なAPIに改善しました。また、認可機能においては、独自仕様を廃止してAuth 2.0に準拠し、より簡単にAPIを利用することが可能になり、外部サービスとの連携もしやすくなりました。これらの改善により連携モジュール開発を加速させ、現在120を超えている連携ソリューションのさらなる拡充を目指します。
さらに、「LINE WORKS」の無料版(フリープラン)で利用できるAPIの機能を拡充。これまではトークBotのみの対応であり、掲示板やカレンダーなどの機能にアクセスするには有料版の契約が必要でしたが、「LINE WORKS API 2.0(beta)」では掲示板やカレンダー、アドレス帳なども参照できるようになりました。
主な改善点は以下のとおりです。
・直観的でシンプルなRESTful APIの提供
・OAuth 2.0に準拠した認可機能
・Cursor型Paginationの提供
・ファイルのアップロード/ダウンロードAPIの統合
・ユーザーや組織、グループなどのリソースに不変的でユニークなリソースIDの発行
・APIのリクエストパスに、リソースIDや「me」もユーザー識別子として使用可能に
・Freeプランで利用できるAPIの拡充
・すべてのAPIにRate Limit(一定時間内の実行可能回数制限)を設定
■「LINE WORKS API 2.0 (beta) 」の利用方法
「LINE WORKS API 2.0(beta)」を使用するにはDeveloper Consoleにアクセスし、左側のメニューの「API 2.0 (beta)」を選択してアプリを追加してください。
LINE WORKS Developer Console API 2.0 beta:https://developers.worksmobile.com/jp/console/openapi/v2/app/list/view
■利用期間
・ベータ版提供期間中は、既存APIをご利用いただいている場合もそのまま利用を継続していただけます
・正式版リリース後も、一定期間は新旧両方のAPIをご利用いただけます
詳細は、LINE WORKS Developersのリファレンスをご参照ください。
https://developers.worksmobile.com/jp/reference/introduction?lang=ja
「LINE WORKS API 2.0」は、一定期間ベータ版で提供し、安定したサービス提供のための性能検証およびお客様のフィードバックを反映して、2022年春頃に正式リリースを行う予定です。
「LINE WORKS」とは
チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できる充実したグループウェア機能を揃えたビジネスチャットです。コミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさでありながら、仕事用のツールとして独自に開発、提供を行っています。PCやタブレットのほか、スマートフォンだけでもほとんどの機能が使えるため、オフィスワークだけでなく、拠点や店舗など、現場での活用が進んでいます。
■会社概要
社名:ワークスモバイルジャパン株式会社
本社:東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング11F
設立:2015年6月
代表者:代表取締役社長 福山耕介
資本金:55億2,000万円
URL:https://line-works.com/
※記載の会社名、製品名は、それぞれ会社の商標または登録商標です。
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