議事録を自動作成できるボイスレコーダーおすすめ5選!選ぶ際のポイントや手順も解説

「会議の録音を聞き返しながら議事録を書くのに時間がかかる」「文字起こし機能付きのボイスレコーダーはどれを選べばよいかわからない」という方に向けて、ボイスレコーダーを選ぶ際のポイントとおすすめの製品を紹介します。録音した音声を議事録にまとめる手順や、ボイスレコーダーなしで議事録を自動作成する方法もあわせて解説します。

目次

    ボイスレコーダーで議事録作成は効率化できる?

    会議のたびに記録係を任され、議事録の完成までに会議と同じくらいの時間をかけている方は多いのではないでしょうか。

     

    結論から言うと、ボイスレコーダーで議事録作成の負担は減らせますが、どこまで楽になるかは機種の文字起こし機能で大きく変わります。

    録音があれば会議中にメモを取らずに済む

    ボイスレコーダーを使う一番の利点は、会議中にメモを取る作業から解放されることです。

     

    発言を書き留めながら議論に加わるとどちらも中途半端になり、聞き漏らした箇所をあとから確認する手間も生まれます。

     

    録音が残っていれば会議中は議論に集中し、記録はあとから確認する進め方に切り替えられます。

    文字起こし機能付きの機種なら聞き返しの時間がなくなる

    録音を聞き返しながら手動で文字起こしする方法では、1時間の音声に3〜5時間かかることも珍しくありません。

     

    文字起こし機能付きのボイスレコーダーなら、録音した音声を文字に変換できるため、聞き返しながら全文を書き起こす手間を減らせます。

     

    機種によっては決定事項の要約まで自動で作成され、議事録の下書きとして使えます。

     

    ただし、本体価格が2万円前後から3万円程度かかるうえ、無料で文字起こしできる時間には上限がある機種がほとんどです。

    議事録作成に使用するボイスレコーダーを選ぶ際の5つのポイント

    文字起こし機能付きのボイスレコーダーは種類が多く、カタログの数値だけでは違いを把握しづらいです。

     

    議事録作成を目的に選ぶなら、次の5つのポイントを順に確認してみてください。

    日本語の文字起こし精度は実用レベルか

    最初に確認したいのは、日本語の会議を実用レベルで文字起こしできるかどうかです。

     

    各社が公表する精度は雑音の少ない環境で録音した場合の値であることが多く、実際の会議では環境によって精度が下がる場合もあります。

     

    専門用語や社名、人名は誤変換が残りやすいので、用語を登録して認識させる機能があると修正の手間を抑えられます。

    会議の長さに足りる録音可能時間とバッテリーか

    録音可能時間は、本体の保存容量で決まる「保存できる長さ」と、バッテリーで決まる「連続で録音できる時間」の2つに分かれます。

     

    小型の機種では連続録音時間が5時間程度のものもあり、午前と午後に会議が続く日は途中で充電が必要になります。

     

    終日会議や研修が続く日に録音するなら、連続録音時間が10時間以上ある機種や、短時間の充電で数時間録音できる機種が安心です。

    複数人の声を拾える集音性能があるか

    複数人が参加する会議では、マイクがどの方向の声をどこまで拾えるかが文字起こしの精度を左右します。

     

    テーブルの中央に置いて全員の声を均等に拾うなら、全方位の音を集める無指向性マイクを備えた機種が向いています。

     

    一方、講演や1対1のインタビューでは、特定の方向の声を重点的に拾う指向性マイクのほうが雑音を抑えやすくなります。

    無料で使える範囲はどこまでか

    文字起こし機能付きの機種は、本体代とは別に、文字起こしサービスの利用枠が決められています。

     

    多くの製品では月あたりの無料枠が設けられており、上限は月1時間程度から10時間程度まで製品によって幅があります。

     

    月に数回の会議を録音する程度なら無料枠に収まる機種が多いものの、商談や打ち合わせも毎回録音すると月の途中で上限に達します。

    話者分離や要約などの便利機能があるか

    録音後の作業を減らしたいなら、文字起こしの先にある機能も確認しておきたいところです。

     

    話者分離に対応していれば、発言者ごとにテキストが分かれて記録されるため、誰の発言かを確認する手間を減らせます。

     

    AI要約があれば、決定事項やタスクを抜き出した下書きが自動で用意され、議事録を一から書く必要がなくなります。

    議事録作成におすすめのボイスレコーダー5選

    ここからは、議事録作成に向いているボイスレコーダーを5つ紹介します。

     

    製品名 形状・特徴 文字起こし・話者分離 AI要約 連続録音時間 本体価格 無料で使える文字起こし
    AutoMemo S 2.83インチのタッチディスプレイで文字起こし結果を本体で確認/集音距離5m ○ 高精度(Whisper採用・話者の自動識別)/72言語に対応 ◎ 決定事項と共有事項を自動要約(Webブラウザ版) 録音時約16時間 19,800円 1時間/月(30時間/月のプレミアムプランは1,480円(税込)/月)
    Plaud Note 厚さ2.99mm・重さ30gのカード型/MagSafe対応ケースでスマートフォン背面に装着 ○ 112言語に対応・話者分離(話者識別)あり ○ AI要約(10,000種類以上の要約テンプレート・マインドマップ) 最大30時間 27,500円 300分/月(Proプランは年額16,800円(税込)で1,200分/月)
    Notta Memo 厚さ3.5mm・重さ約28gの薄型/MEMSマイク4基+骨伝導マイク1基 ○ 高精度(58言語対応・話者を識別) ◎ AI要約・要点とタスクを自動抽出 最大5時間 25,500円(Type-Cモデル) 600分/月(購入特典のハードウェアプラン)
    iFLYTEK AIボイスレコーダー P1 Pro 指向性1基+全方位2基の3マイク/3インチOLEDタッチスクリーン/96kHz/24bitのハイレゾ録音 ○ 11言語のリアルタイム文字起こし・話者を自動で区別 ◎ 全文要約・キーワード抽出・タスクの自動抽出 20時間(残量75%以下なら5分の充電で2時間録音) 29,800円 300分/月(無料のStarterプラン)
    TASCAM DR-07XP A-B/X-Y可動式ステレオマイク/32ビットフロート録音で音割れを防止/単3形乾電池2本で駆動 ×(文字起こし機能なし。音声ファイルをAI議事録作成ツールへ取り込む) × 最大17.5時間(単3形アルカリ乾電池) 29,700円 なし(文字起こしは別ツールを利用)

     

    AutoMemo S

    特徴 2.83インチのフルカラータッチディスプレイ搭載/集音距離5m/本体重量約88g
    文字起こし・要約 72言語に対応・話者の自動識別/Webブラウザ版で決定事項と共有事項を自動要約
    連続録音時間 録音時約16時間(待機時120時間)
    本体価格 19,800円(税込)
    無料で使える文字起こし 1時間/月(プレミアムプランは1,480円(税込)/月で30時間/月)

     

    AutoMemo Sは、録音した音声をクラウド上のAIが自動で文字起こしする、ソースネクスト製のボイスレコーダーです。

     

    録音を終えてWi-Fiにつながると音声がクラウドへ送られ、文字起こし結果は本体のタッチディスプレイでそのまま読めるので、スマートフォンを取り出す必要がありません。

     

    文字起こしが届くまでの時間は録音時間の3分の1程度が目安なので、1時間の会議なら20分ほどで結果を確認できます。

    Plaud Note

    特徴 厚さ2.99mm・重さ30gのカード型/MagSafe対応ケースでスマートフォン背面に装着し、通話の録音にも対応/ストレージ64GB
    文字起こし・要約 112言語に対応・話者ラベルあり/10,000種類以上の要約テンプレートとマインドマップ
    連続録音時間 最大30時間(スタンバイ60日間)
    本体価格 27,500円(税込)
    無料で使える文字起こし 300分/月(Proプランは年額16,800円(税込)で1,200分/月)

     

    Plaud Noteは、クレジットカードほどの大きさのカード型AIボイスレコーダーです。

     

    MagSafe対応のケースでスマートフォンの背面に貼り付けておけば、対面の会議も電話の商談も同じ端末で録音でき、持ち歩く機材が増えません。

     

    録音した音声は専用アプリで文字起こしと要約が行われ、医療・法律・金融など分野別の用語集を選んでおけば専門用語の誤変換も抑えられます。

     

    文字起こしの無料枠を超えた月は、Proプランへのアップグレードや文字起こしパッケージの追加購入ができます。

    Notta Memo

    特徴 厚さ3.5mm・重さ約28gの薄型/MEMSマイク4基+骨伝導マイク1基/会議録音モードと通話録音モードをスイッチで切り替え
    文字起こし・要約 58言語に対応・話者を識別/要点とタスクを自動抽出
    連続録音時間 最大5時間(本体32GBに約30時間分を保存)
    本体価格 25,500円(税込・Type-C充電モデル)
    無料で使える文字起こし 600分/月(購入特典のハードウェアプラン)

     

    Notta Memoは、AI文字起こしサービスを運営するNottaが販売する薄型のAIボイスレコーダーです。

     

    4基のMEMSマイクと骨伝導マイクを備え、対面の会議用と通話用の録音モードを本体のスイッチで切り替えて使います。

     

    購入特典の無料枠は1時間の会議に換算して月10回分あるので、週に2回程度の会議なら本体代だけで使い続けられます。

    iFLYTEK AIボイスレコーダー P1 Pro

    特徴 指向性マイク1基+全方位マイク2基の3マイク/96kHz/24bitのハイレゾ録音/3インチOLEDタッチスクリーン/本体重量55g/ストレージ64GB
    文字起こし・要約 11言語のリアルタイム文字起こし・話者を自動で区別/全文要約・キーワード抽出・タスクの自動抽出(専用アプリ「deepting」と連携)
    連続録音時間 20時間(待機38日間/バッテリー残量75%以下なら5分の充電で2時間録音できる急速充電に対応)
    本体価格 29,800円(税込)
    無料で使える文字起こし 300分/月(無料のStarterプラン)。専用アプリに有料のProプランあり

     

    iFLYTEK AIボイスレコーダー P1 Proは、音声AIを手がけるiFLYTEKが2026年6月に発売した上位モデルです。

     

    指向性マイク1基と全方位マイク2基を搭載し、話し手を狙う録音と部屋全体を録る録音を会議の形に合わせて切り替えられます。

     

    録音中の発言がその場で文字になるため、会議が終わった時点で記録の大半ができあがっています。

     

    文字起こしと要約には専用アプリとネットワーク接続が必要ですが、Wi-Fi高速転送を使えば1時間分の音声を1分以内にアプリへ移せます。

    TASCAM DR-07XP

    特徴 A-B/X-Y方式を切り替えられる可動式ステレオマイク/32ビットフロート録音で音割れを防止/単3形乾電池2本で駆動/microSDXCカード(最大512GB)に対応
    文字起こし・要約 文字起こし機能なし(WAV・MP3で録音した音声ファイルをAI議事録作成ツールへ取り込んで文字起こし)
    連続録音時間 最大17.5時間(単3形アルカリ乾電池2本)
    本体価格 29,700円(税込・ティアックストア販売価格)
    無料で使える文字起こし なし(本体に文字起こしサービスは付属しない)

     

    TASCAM DR-07XPは、音楽・動画の制作にも使われるプロ品質のステレオポータブルレコーダーで、文字起こし機能は備わっていません。

     

    その代わり、入力レベルを細かく設定しなくても音割れしない32ビットフロート録音に対応しており、急に大きな声が入っても歪まない音声を残せます。

     

    可動式のマイクはA-B方式とX-Y方式を切り替えられ、会議室の広さや人数に合わせて集音の仕方を調整できます。

    ボイスレコーダーの音声を議事録にまとめる手順

    機種が決まったら、録音から議事録の完成までの流れを押さえておきましょう。

     

    どの機種を使う場合も、手順は「録音する」「文字起こしする」「議事録の形に整える」の3段階です。

    端末を話者の近くに置いて録音する

    録音を始める前に、参加者へ録音する旨を伝えて同意を得ておきます。

     

    端末は机の端ではなく、参加者全員から等しい距離になる中央に置き、マイクを塞がないようにします。

     

    発言が重なると文字起こしの精度が下がるので、司会が一人ずつ発言を促す進め方も効果があります。

    音声データをPCやクラウドに取り込んで文字起こしする

    会議が終わったら、録音データを文字起こしできる場所へ移します。

     

    文字起こし機能付きの機種では、Wi-FiやBluetoothで音声がクラウドや専用アプリに送られ、文字起こしが自動で始まります。

     

    文字起こし機能のない機種は、USBケーブルやカードリーダーでPCに取り込み、AI議事録作成ツールに音声ファイルをアップロードして文字起こしします。

     

    できあがったテキストは、固有名詞や数字を中心に録音と照らし合わせて誤変換を直します。

    決定事項とToDoを抜き出して議事録の形に整える

    文字起こしのテキストは発言をそのまま並べたものなので、そのままでは議事録として読めません。

     

    まず、会議で決まったことと、誰がいつまでに何をするかというタスクを抜き出し、決定事項・タスク・保留事項の3項目に整理して書き出します。

     

    AI要約に対応した機種やツールならこの下書きが自動で用意されるので、人は内容の確認と補足に集中できます。

     

    最後に日時・参加者・議題を冒頭に添え、関係者に共有すれば議事録の完成です。

    ボイスレコーダーなしで議事録を自動作成できる「LINE WORKS AiNote」

    ここまで見てきたとおり、専用機は1台で録音から文字起こしまで済ませられますが、使う人数分の端末が必要になり、録音データも端末ごとに分かれて残ります。

     

    専用機を増やさずに議事録作成を自動化したい方に向けて、ここではLINE WORKSが提供する法人向けAI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」を紹介します。

     

    精度・特徴 文字正解率90.8%・数字認識率80.3%(独自の性能評価・2024年8月)/世界トップクラスの話者分離・自動話者認識/iOS・Androidアプリとパソコンのブラウザに対応
    料金 初期費用0円/チームプラン月額19,800円(税抜・年額契約/月100時間まで・利用人数無制限)
    対応言語 日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語
    無料トライアル あり(30日間・対象はチーム/ビジネスプラン)

    スマートフォンやPCで録音可能

    LINE WORKS AiNoteはiOS・Android向けのアプリとパソコンのブラウザから使え、会議室にスマートフォンを置くだけで録音から文字起こしまで進みます。

     

    高精度な日本語の音声認識により、独自の性能評価では文字正解率90.8%・数字認識率80.3%を記録しており、金額や期日といった数字の取り違えも抑えられます。

     

    文字起こしのあとはAIが要約を作成し、決定事項とタスクを抽出するので、前の章で説明した「議事録の形に整える」工程の大半を任せられます。

    音声ファイルのアップロードにも対応

    すでにボイスレコーダーを使っている場合は、録音した音声ファイルをアップロードするだけで同じように文字起こしと要約ができます。

     

    対応する音声ファイル形式は.m4a・.mp3・.aac・.amr・.wavで、1回にアップロードできる長さはチームプラン以上で360分まで、フリープランでは60分までです。

     

    Zoom・Microsoft Teams・Webex・Google Meet・LINE WORKSのWeb会議の録音にも対応しているので、対面の会議とWeb会議の記録を同じ場所に集められます。

    話者分離・話者識別機能を搭載

    複数人の会議では、世界トップクラスの話者分離により発言が発言者ごとに分かれて文字起こしされます。

     

    話者識別機能(自動話者認識)※を組み合わせると、誰が話したかをAIが判別し、記録に発言者の名前が入るため、あとから「この発言は誰か」を確認する作業が要りません。

     

    有償プランでは録音した音声がAIの学習に使われず、国際基準のセキュリティ認証も取得済みです。

     

    チームプランは月額19,800円(税抜・年額契約)から利用でき、月100時間の文字起こし時間を人数の制限なく使えるため、専用機を人数分揃えるより費用を見積もりやすいでしょう。

     

    導入前に試したい場合は、無償トライアルでいつもの会議がどんな議事録になるかを確認できます。

     

    ※自動話者認識機能は企業向けプランのみ

     

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    よくある質問

    最後に、ボイスレコーダーを使った議事録作成についてよくある質問にお答えします。

    ボイスレコーダーの文字起こしの精度は高いですか?

    機種によって差があるため、無料枠の範囲内で自社の会議を録音して確かめるのが確実です。精度を左右するのは機種の性能だけでなく、マイクと話者の距離や発言の重なりといった録音環境です。

    ボイスレコーダーの文字起こしは無料で使えますか?

    本体を購入すれば、一定の時間までは追加料金なしで文字起こしできる機種が多くあります。ただし無料で使えるのは月あたりの上限までで、超えた月は有料プランに切り替えるか、文字起こし時間を買い足すことになります。

    ボイスレコーダーは何時間まで録音できますか?

    連続で録音できる時間はバッテリーで決まり、今回紹介した機種では最大5時間から30時間まで幅があります。保存できる録音の長さは本体メモリやmicroSDカードの容量に左右され、クラウドに保存する機種なら容量の上限を気にせずに済みます。

    ボイスレコーダーの録音データはどこに保存されますか?

    機種によって異なり、本体のメモリやmicroSDカードに残るものと、録音後にWi-Fi経由でクラウドへ送られるものがあります。AIボイスレコーダーの多くは文字起こしのためにクラウドへ音声が送られます。

    PCやスマートフォンだけでも議事録は作れますか?

    作れます。手持ちのスマートフォンやPCで「AI議事録作成ツール」を使えば、録音から文字起こし、要約まで専用機なしで完結できます。LINE WORKS AiNoteはこの使い方に対応しており、ボイスレコーダーの録音ファイルを取り込む運用とも併用できます。

    用途に合うボイスレコーダーを選び、議事録のための聞き返しをなくそう!

    ボイスレコーダーで議事録作成を効率化するには、文字起こしの精度、録音時間、集音性能、無料で使える範囲、便利機能の5つを基準に機種を選ぶことが大切です。

     

    LINE WORKS AiNoteは、スマートフォンでの録音と音声ファイルのアップロード両方に対応しており、今ある機材を活かしながら議事録作成にかかる聞き返しの時間を減らせます。

     

    まずは30日間の無償トライアルに申し込み、録音データを取り込んで議事録ができあがるまでの時間を体感してみてください。

     

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