※製品名・サービス名は、掲載日時点のものである場合があります。
申込書や発注書、納品書といった定形帳票の読み取りたい箇所だけを指定してデータ化できるLINE WORKS OCRのTemplateプラン。
その上位プランであるTemplate Premiumプランでは文字の読み取りの際に使える便利機能が4つ追加されます。
それらの機能を活用することで読み取れる帳票の種類が増えたり、
「OCRが苦手とする数字や手書き文字」の読み取り精度向上に繋がります。
本記事では、Template Premiumプランで追加される4つの機能の詳細とプラン料金をご紹介します。
LINE WORKS OCRのTemplateプランについてはこちらの記事でご紹介しております。
まだご覧になられていない方はTemplateプランの特徴、導入事例、料金をぜひご確認ください。
Templateプラン:https://line-works.com/ai-product/blog/ocr-douga_template/
なお本記事の内容は、LINE WORKS OCR公式YouTube動画の内容を要約した記事です。
YouTube動画は簡潔に9分ほどでまとめられているので、ぜひご覧ください。
※社名などは、作成日時点のものです。
< 目次 >
・TemplateプランとTemplate Premiumプランの違い
・機能1:丸囲み・チェックボックス
・機能2:マルチボックス
・機能3:マスキング
・機能4:数字限定読み取り
・Template Premiumプランの料金
LINE WORKS OCRのTemplateプランとTemplate Premiumプランの違い
まず初めに両プランで使われているOCR自体は同じものとなるため基本的な読み取り精度に違いはないことをご認識ください。
その上でPremiumプランには読み取りの際に使える4つの拡張機能が追加されます。
・機能1:丸囲み・チェックボックス
・機能2:マルチボックス
・機能3:マスキング
・機能4:数字限定読み取り
それでは次章で各機能の詳細をご説明いたします。
機能1:丸囲み・チェックボックス
この機能では上の画像のように
指定した箇所に「丸囲み」や「チェック」が付いているかどうかを「あり・なし」で判断してくれる機能となっています。
例えば「アンケート用紙」や「入会申込書」などといった選択項目があるような帳票では必須の機能となっております。
機能2:マルチボックス
一つの項目が複数の枠によって構成されている箇所の読み取りに有効です。
代表的なものでは
・ハガキ内にある「郵便番号」
・口座振替申込書にある「口座番号」など
この機能で囲った部分に関しては間の罫線を無視して、そのエリア内にある文字を一塊と認識し出力されます。
仮に通常のTemplateプランで郵便番号を囲ったものを読み取った場合は罫線を無視できないため
「5 6 3 0 4 4 1」のように数字の間に半角スペースが入った状態で出力されます。
これをTemplate Premiumプランの「マルチボックス機能」で囲い文字を読み取った場合、罫線を無視し
「5630441」と一塊として出力することができます。
機能3:マスキング
こちらのマスキング機能は帳票内の読み込ませたくない部分を覆うために使用します。
通常では一つの項目をフィールドで囲った場合、その囲った内側にあるすべての文字を認識しデータ化されるため
上の画像では(姓)も一緒に認識されています。
これらを読み取らせたくない場合に活躍するのが「マスキング機能」です。
フィールドで囲ったあと、さらに読み込ませたくない部分をマスキンで覆うことでその範囲を無視することができます。
機能4:数字限定読み取り
LINE WORKS OCRはこれまでのOCRと比べても格段に認識精度が向上しております。
※OCRの認識精度を競う世界的コンペにも参加。計6部門世界No.1を獲得!!
しかし現在のOCRでも読み取りが苦手とされているものがあり、それの代表格が数字の『1』です。
シンプルが故に、例えばカタカナの「ノ」、記号の「/」、罫線などと誤認してしまうことがあります。
これを防ぐために活躍する機能が「数字限定読み取り」です。
フィールドで囲った部分に「ここには数字しか入らない」と定義付けすることができます。
これにより苦手とされる数字の読み取り精度向上が期待できます。
例えば「電話番号」「金額」「郵便番号」などの項目で活用いただけます。
LINE WORKS OCR導入を比較・検討する際のポイント
「Templateプラン」か 「Template Premiumプラン」どちらを導入するか比較・検討する場合に
手書きの数字があるから「数字限定読み取り」が搭載されている「Template Premiumプラン」にするといった考え方ではなく
・読ませたい帳票全体でどれだけ数字の割合が多いのか?
・読み込ませる枚数は月間何枚くらいなのか?
を事前に算出することをオススメしております。
仮に数字の割合が少なく確認・編集の工数自体が少なく済むのであればTemplateプランに
逆に数字の割合が多くそこまで確認・編集に工数が割けないのであればTemplate Premiumプランで読み取りの精度自体の向上を図るといった感じで
Template Premiumプランを導入するコストとTemplateプランでの確認・編集にかかるコスト
どちらの方がパフォーマンスが高くなるかをぜひご検討いただければと思います。
LINE WORKS OCR Template Premiumプランの料金
Template Premiumでは「Basic」と「Advanced」の2つの料金形態をご用意しており
プラン内に含まれる「読み取り枚数」と枚数超過した場合の「追加料金」が異なっております。
月間に読み取る枚数に応じて利用するプランをご検討ください。
またLINE WORKS OCRではTemplate以外にも帳票の種類や枚数によって様々なプランをご用意しております。
「こんな帳票も読み取れるのか?」
「自社にはどのプランが最適なのか?」
「実際にOCRを試してみたい!! 」など
導入を検討している方からの各種お問い合わせにも対応しております。
不明点、疑問点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。