フクシマガリレイ株式会社
製品・サービス
LINE WORKS AiNote
お話を伺った方
情報戦略・人事統括責任者 兼 情報戦略部長 河田 淳一さん(右)
情報戦略部 ネットワークセキュリティ課 本田 有奈さん(左)
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今期のテーマ「時間を制する」をAIで実現。ガリレイがLINE WORKS AiNoteで全社的に生産性向上を加速

業務用冷凍冷蔵機器の製造販売を手がけ、食の安全を守るコールドチェーンの構築に注力するフクシマガリレイ株式会社。今期は、「時間を制する」というテーマもと、全社的なAI活用を推進しています。その象徴として、高精度な音声認識とAI要約を提供するLINE WORKS AiNoteを導入。既存のLINE WORKSアカウントでそのまま利用でき、追加のログイン操作なしですぐ使える手軽さや、強固なセキュリティ体制、単語登録機能などが決め手となりました。重要な会議の議事録作成だけでなく、日常の打ち合わせの備忘録としても活用することで、全社員の生産性向上に貢献しています。

 

本事例のポイント
  • 今期のテーマである「時間を制する」を達成するためAI活用を全社で推進
  • 既存のLINE WORKS環境を活かし、ログイン不要で手軽に利用開始
  • 単語登録機能により業界特有の専門用語の認識精度が向上
  • 重要な会議だけでなく日常の打ち合わせの備忘録としても活用

御社の事業概要と、近年の事業戦略の変化について教えてください。

河田さん:

当社は、業務用の冷凍機器・冷凍冷蔵ショーケースを主力とする製造メーカーとして事業を展開してきました。近年はガリレイグループの仲間が増え、「食の安全を守る」という使命はそのままに、一次産業の川上である生産・収穫の現場から、冷凍冷蔵輸送、低温保管を経て、飲食店や小売店に至るまで、コールドチェーン全体をグループとして一気通貫で担えるよう事業領域を拡大しています。これまでの主要市場は国内企業が中心でしたが、近年は国内で培ったコールドチェーンの知見を強みに、グローバル展開も積極的に進めています。

 

AI活用を進めるに至った背景や、導入前の課題についてお聞かせください。

河田さん:

当社ではここ数年、関東新サービスセンターや岡山新配送センターの建設などといった大型の設備投資に加え、賞与の拡充やベースアップを含む賃上げにも積極的に取り組んでいます。これらの投資を継続していくためには、会社として利益を出し続ける必要があり、また、従業員一人ひとりの生産性を高めていくことが不可欠であると考えています。今期は特に「時間を制する」というテーマを掲げ、人が行っていた業務をAIに任せていこうという方針を打ち出しました。そのAI活用の象徴として、全社員が関わる議事録作成業務に注目しました。

 

従来の議事録作成業務にはどのような課題があったのでしょうか。

河田さん:

特に営業本部や製造本部など、経営者や管理職以上が参加する会議では、出席者や日時、発言者などを細かく記録し、議事録を作成する必要がありました。従来はICレコーダーを使って会議を録音し、その後、議事録作成担当者が会議と同じ時間の音声を聞き直しながらまとめていく必要があり、大変な労力がかかっていたことが大きな課題でした。作成に時間をかけた議事録も、その後どれだけ活用されているか定量的に示すデータもなく、非効率だと感じられることもあったのです。

 

本田さん:

私は情報システム部門でネットワークやセキュリティを担当しています。最近になって自分でも会議体の公式な議事録を作る機会が増え、その大変さを実感しました。以前は会議中にとったメモだけを元に議事録を作成していたため、後から会議に参加していたメンバーから内容の抜けや不足を指摘されることもあったのですが、音声を聞き直して確認できる環境がない点が課題だと感じていました。

 

 

課題解決に向けてLINE WORKS AiNoteを選定された理由や決め手をお聞かせください。

河田さん:

当社では既に全社員がLINE WORKSを日常的に利用しているため、LINE WORKS AiNoteは、既存のLINE WORKSアカウントでログイン不要ですぐに使えるという手軽さが、何よりも大きな決め手となりました。別のSaaSを導入する際の、セキュリティ審査や認証システムとの連携、アカウント発行の手間を削減できる点も利点でした。また、スマホで録音した内容がすぐにPCで同期され、AI要約を確認できるという、デバイスを跨いだシームレスな利便性も大変魅力的でした。

 

本田さん:

私の所属するチームではSaaS製品の導入審査を行っていますが、特に役員会など機密性の高い会議でも利用するため、セキュリティ要件は厳格に審査しています。その点、AiNoteはLINE WORKS自体がISO/IEC 27001といった国際認証を取得した高いレベルでデータが保護されていること、そして、情報をデータ学習に利用されないこと、企業としての信頼性など、当社の厳しいセキュリティ審査基準をクリアしていた点も選定理由として大きいです。

導入後の具体的な活用シーンや効果についてお聞かせください。

【文字起こし・AI要約】長時間会議の議事録作成時間が大幅に短縮
【AI要約】打ち合わせ内容をグループウェアのスケジュールに登録し、情報の共有と振り返りを効率化
【よく使う単語登録】業界特有の専門用語の認識精度が向上し、修正作業の負担を軽減

 

本田さん:

特に、会議時間が1時間を超える会議の事務局メンバーからは、議事録作成や要点整理にかかる工数が大きく減り、明確な時間削減効果が出ていると聞いています。特に、役員会や各本部会議の議事録作成は、ICレコーダーを聞き直して作成していた従来と比較して、その負担が劇的に軽減されました。AiNoteの高精度な文字起こしと要約をベースに加筆修正するだけで済むようになり、本来の業務に時間を充てられるようになったのです。

どこでも録音、どこでも確認。スマホで録音した内容がすぐに文字起こしされ、外出先からでも内容確認が可能に

 

河田さん:

AI要約は、公式な議事録作成だけでなく、日頃の「備忘録メモ」としても非常に有効だと感じています。議事録という言葉には格式が高く、日常の打ち合わせには使いにくいイメージがありますが、数人で短時間行うミーティングでも、とりあえず録音を開始して要約を取り、その内容をグループウェアのスケジュールに貼り付けておく運用をしています。外部との打ち合わせで利用する際は、機密情報をやり取りする観点から、音声を録音する旨を事前に断ってから利用するように社員へ指示しています。

高精度な文字起こしとAI要約により、長時間会議の議事録作成や確認作業の負担を大幅に軽減。要約をベースに、自分で必要な部分を加筆修正するだけなので便利

 

これにより、次回の打ち合わせの冒頭で「前回は何が決まったんだっけ?」と確認しあう無駄な時間が削減され、議論のスタートが早くなり、会議のアウトプットの質が向上するようになりました。また、個人的に気に入っている使い方として、その日の振り返りのために自分の発言を録音しておき、文字起こしとAI要約を活用して整理・確認する「個人の備忘録」としても利用しています。音声入力はキーボード入力より手早く、短時間で要点を残せる点が特に気に入っています。

業界特有の専門用語が多い中で、文字起こしの精度をどのように担保していますか。

本田さん:

当社は業務用冷凍冷蔵機器を扱うメーカーなので、製品名や業界特有の専門用語が非常に多いです。文字起こしの精度をさらに向上させるために「よく使う単語登録」機能を利用しています。特に岡山工場の開発部署からの依頼で、製品開発に関する専門用語をいくつか登録し、試しています。

 

河田さん:

例えば、パン生地の発酵や冷凍解凍に使われるドゥコンディショナー(社内では「ドゥコン」と略す)など、専門用語や略語、一般的なAIでは認識しにくい単語を登録することで、文字起こしの精度が向上したと好評を得ています。この単語登録機能は、個人別でも登録できますが、管理者権限を持つ私たちが一元的に登録することで全社員が利用できるようにしています

業界特有の固有名詞や専門用語、略語などを登録することで、文字起こしの精度を向上させている

導入時の初期運用や、全社員への展開はどのようにされましたか。

河田さん:

社長が今年の社内の年次イベントにおいて、「AIに任せることを決める」具体例としてAiNoteのデモを全ガリレイグループ社員に向けて披露しました。その結果、AI活用のイメージが一気に具体化し、グループ全体で期待感が高まりました。その後、全社員のLINE WORKSアカウントを対象に、申請なしで誰もがすぐに使える状態にしました。

 

当初、エンタープライズプランのAI要約回数(月1200回)が足りなくなるのではないかと懸念し、一時的に利用制限を設けたところ、社員が萎縮してしまい、活用が停滞した時期がありました。しかし、現在では月に1000時間(60,000分)の文字起こしとAI要約が1200回という契約に対し、利用回数を十分にまかなえていることがわかり、現在は制限なしに自由に使うよう、社内で推進しています。トライアル期間中のアンケートでは、7割の社員が生産性向上に貢献すると回答しており、手応えを感じています。

今後のLINE WORKS AiNoteの活用展望についてお聞かせください。

河田さん:

現在、全社員のまだ一部しか十分に活用できていないと感じています。今後は、会議の議事録作成というハードルが高い使い方だけでなく、日常的な打ち合わせのメモや、個人の備忘録としての利用など、気軽に使える「文字起こし」としての用途をさらに社内に啓蒙していきたいと考えています。

 

本田さん:

情報システム部門ではAiNoteの活用状況のアンケートも実施しており、優れた活用事例は随時社内へ共有していきます。あわせて、「議事録はAIで作成するのが当たり前」という認識を、グループ全体に着実に浸透させていきたいと考えています。

 

河田さん:

LINE WORKS AiNoteは、全社員の生産性向上に劇的な効果をもたらす可能性を秘めているため、AI活用を推進する経営方針と結びつけながら、さらなる業務効率化とDX推進の核として活用していくつもりです。

 

 

【お話を伺った方】

河田 淳一さん 人事部門と情報システム部門の統括責任者として、全社的なAI導入を推進

本田 有奈さん 情報セキュリティ担当として、SaaSの選定と導入審査を担当

 

※掲載している内容(製品名含む)、所属やお役職は取材を実施した2025年11月当時のものです。