LINE WORKS OCRで業務を効率化するための簡単スタートガイド!(2/4)

LINE WORKS OCRで業務を効率化するための簡単スタートガイド!(2/4)

このステップの内容

このステップでは、Template OCRの基本設定である代表サンプルとボックスの設定を行います。

空白の状態の帳票画像(代表サンプル)に読み取りたい項目を設定したものをテンプレートと呼びます。

 

💡このページの最後に完成形のサンプルデータを用意しています。

 実物を確認してみたい場合はインポートしてご利用ください。

1.代表サンプルを登録する

▼1-1.テンプレート作成

テンプレートから「テンプレート作成」をクリックして始めます。

▼1-2.テンプレートの基本情報

 

テンプレート名を設定し、契約頂いたサービスモデルを選択後、「確認」をクリックします。

⚠️一度設定すると修正できないためご注意ください。

 

通知が出てきたら再度「確認」をクリックします。

 

▼1-3.テンプレート画像を登録する

矢印のアイコンをクリックするか、ファイルをドラッグ&ドロップしてサンプル画像を

登録します。

(ファイル=アップロードする帳票の画像。以下、代表サンプル画像)

代表サンプル画像は以下の条件を満たすものを推奨します。

 

・10-1960px以内

・150dpi以上

・20MB以下

・値を入力していない未記入の現行画像(読み込む画像に共通する部分のみの画像)
・歪み、欠損等の無い平面に印刷された画像

 

※ファイルの形式は、JPEG/PNG/PDF/TIFF に対応しています。

通知が出てきたら再度「確認」をクリックします。

▼1-3.テンプレート画像を登録する

代表サンプル画像を登録後、代表サンプル名の指定を行います。

 

代表サンプルは、認識結果の中に含まれるためどのテンプレートで読み取ったかを判断する要素としてご利用頂けます。

書類の見出しをボックスで囲い、✓マークをクリックします。

 

代表サンプル名を入力し、「確認」をクリックします。

※代表サンプル名には、ボックスで囲った書類の見出しと同じものを入力してください。

ただし同じ表記のテンプレートが混在する事が想定される場合は、異なる内容を入力しても問題ありません。

 

(任意)

複数の見出しが想定される場合は、代表サンプル名右側の「類似語管理」から

類似語登録が可能です。こちらで想定されるその他の見出しの表記を登録します。

 

通知が出てきたら再度「確認」をクリックします。

2.ボックスを設定する

サービスモデルPremiumをご利用の場合は、

読み取る対象の形式によって「マルチボックス」「チェックボックス」をご利用

いただけます。
また、フィールド情報エリアの[⚙]から値の形式を「数字のみ認識」に指定することが

出来ます。

 

数字のみ認識に指定すると、読み取り対象を数字のみに限定されます。数字しか入力

されない場合は、数字の認識精度を高めることが出来るのでおすすめです。

 

フィールド   :枠内のフリー記載の書式の場合に使用します。

マルチボックス :振込用紙のように、1文字ごとに罫線で囲ってある書式の場合に

         まとめて読み取ることができます。

チェックボックス:チェック式の入力欄にチェックが入っているか読み取れます。

読み取り対象となる個所を1つずつボックスで囲っていきます。

※以下、サンプル画像は「フィールド」で設定した場合です。

▼2-1.ボックスの追加

「フィールド」をクリックし、赤いボックスを表示させます。

▼2-2.ボックスの位置設定

表示されたボックスを動かすと大きさを調整することができるので、読み取りたい範囲を指定し、✓マークをクリックします。

▼2-3.ボックスの名前設定

フィールド名を入力します。
💡読み取り結果を見て、何の情報か分かりやすい管理しやすい名称にすることを推奨します。

※▼2-1.ボックスの追加に戻り、読み取り必要個所をすべて登録します。

▼2-4.保存

フィールド名を入力後「保存」をクリックします。

⚠️ ボックス情報はボックスごとに保存を押す必要はありませんので、複数作成後に保存をしても構いませんが、保存忘れにご注意ください。

▼ボックス設定のポイント

 

【共通】表の中に設定する場合は、罫線にかぶらないよう、やや内側に設定する

 

【フィールド】できるだけ実際に文字入力される可能性のある範囲を設定する

 

【マルチボックス】枠よりも外側を囲うようにボックスを設定する

 

※位置の微調整は、キーボードの↑↓←→でも可能です。

 

 

▼大量のフィールドを設定する場合は「複製」で!

 

【1個を複製】

既存のフィールドをクリックし、「C」を押すと真下に複製します。

 

【複数個を複製】

キーボードのShiftを押しながら左クリックを使って、複製したいフィールドの周りを囲うようにマウスをスライドします。

灰色のエリア内に含まれるフィールドが選択され緑色の枠で指定されます。

この状態で「C」を押すと複製します。

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テンプレートの設定が完了しました!

読み取りたい帳票が複数ある場合は、同じ流れで複数のテンプレートを作成しましょう。

以上でCLOVA OCRの代表サンプルとボックスの設定は完了です!

 

次は「CLOVA OCRで業務を効率化するための簡単スタートガイド!(3/4) 〜リリース&テスト編〜」に進んでください!