紙の使用量40%削減と情報共有の速度アップを、まとめて実現するツール!

2022.12.21

 

DXの効果は、ペーパーレス化だけじゃない!ツールを駆使したDX成功事例のご紹介です。奈良県で鋼材加工業を展開している、秋津鋼材株式会社。高炉メーカー指定工場ゆえの、情報力を生かした製品開発、厳しい品質基準をクリアし、国内外から高い評価を受けてきた技術力、独自の生産ラインが強みです。創業74年の歴史を誇る秋津鋼材ですが、2年前からデジタル化に邁進しています。世界遺産や著名な仏閣に囲まれた古都のモノづくり企業が、先端ツールを取り入れて臨むDXとは?

 

 

 Mail2Link + LINE WORKS
【導入前】資料の電子化だけでは、紙文化改革もDXも、道半ば…
【導入後】現場の社員を含めた、全社的なDX浸透への手応えあり!

 

秋津鋼材で取締役・製造部長を務める北さん。曰く、鉄鋼業界では、仕事の性質上、作業負荷を解消するには、マンパワーでなんとか対応しようという認識が強く、DXが進んでいませんでした。ところがコロナ禍で国から休業要請を受けて、状況が一変。従業員どうしで都合をつけて仕事をやりくりすることができなくなり、担当者が不在でも業務が回る仕組みが必要になったのだそうです。「そこで『kintone(キントーン)』を使った紙資料の電子化、『LINE WORKS』を取り入れたワークフロー速度アップを進めてまいりました。」

 

業務改善システムと、チャットツールの併用で、どんな効果があったのかをお聞きすると… なんとすでに、紙の使用量が40%削減されたとのこと!その具体的な内容はというと、

 

「まず、kintone で製造現場の帳票を電子化しました。ただ、現場のパソコンの数は限られているので、内容共有は、メールを出力して紙ベースで行っていて… 結局、紙も使うし、何より共有速度が上がりませんでした。」

 

そこで取り入れたのが LINE WORKS と、そこへメールを転送するための Mail2Link。「kintone にもメール通知機能はありますが、LINE WORKS に転送して運用するには、Mail2Link 以外にありませんでした」とのことですが、導入により、どのようなスピードアップを想定されていましたか?

 

「チャットなら、例えば営業社員が外にいても、スマホで確認して対応ができます。承認作業もすぐ出来る。金曜に連絡がつかなくて、月曜まで3日間放置される… なんてことも起こりません。それに、車の中で作業することもできて、時間も短縮できます。」

 

LINE WORKS は、kintone の成果を現場レベルにまで落とし込むツール、ということですね! LINE WORKS にメールを転送するための『Mail2Link』 も導入し、kintone から LINE WORKS までのスムーズな流れが完成しました。

 

 

なぜ、数あるチャットサービスの中から LINE WORKS を選ばれたのでしょうか?

 

「2つ理由があります。まず『LINE』が有名で、インターフェイスに馴染みがある。そして何より、従業員たちにとって、使いやすかったんですよね。他のチャットツールも試しましたが、難しくて浸透しませんでした。」

 

なるほど。LINE を知っていれば、それと同様の操作で使えますからね。LINE WORKS の様々な機能は、どのように活用されていますか?

 

「『トーク』機能がメインですね、Mail2Link と連携して使っています。部署単位のグループを作って、不適合の連絡をしたり、担当者ごとに申請を回したり。kintone からのメールでトークに転送しているルーム数は、40あります。」その他、ISOの社内目標の共有に掲示板を、業界の会合で得た情報のシェアにノート機能を使うなど、LINE WORKS が社内に浸透している様子が見て取れます!

 

「経営者としては、従業員が使えるツールであることが一番重要でした。電子化したところで、それを活用していくのは現場ですから。… ただ、現場は不満だと思うんですけどね。」

 

え!? 

 

「立て続けに新しいツールを入れてますから。電子化のおかげで時短になるよりも、実際は使い方を覚えるのに時間がかかっていると思います。」

 

なるほど。改革の波は当然、社員の方々も巻き込んでいきますよね。とは言え、と北さんは続けます。「今はツラ

くても、このまま続ければ、必ず社員の業務が楽になると考えています。」

 

 

すでに紙使用量の大幅削減という効果を得つつも、DXの本当の成果は、業務効率化による社員の負担軽減であると、確信している北さん。特にその効率化を後押ししているのが、LINE WORKSと Mail2Link なのですね!

 

コロナ禍を経て、売り上げ減少、設備投資減少、そして人材不足… といった苦しい状況をなんとか乗り切ろうとしている製造業において、先陣を切って電子化に踏み出した、秋津鋼材。現場の効率を上げるためのチャット導入と、メール転送サービスとの連携など、現場が足並み揃えて、DXを実現できる体制を整えています。DX担当者の目標を後押しし、現場を前進させるツール活用の好例を見せていただきました!

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